【業界を知ろう!】IT・ソフトウェアとは?

2022.09.05

転職お役立ち情報

前回はどんな業界があるのか、知ることが出来ましたね!

まずは『IT・ソフトウェア』とはどんな業界か知ってみましょう!

IT業界とは、インターネットやコンピューターを活用した情報技術(Information Technology)をユーザーに提供する業界のことで、「情報通信産業」とも呼ばれます。職種の種類やサービスの幅が広いため、大まかには以下の5つの業界に分けられます。

情報処理サービス業界・インターネット/Web業界・ソフトウェア業界・ハードウェア業界・通信業界



情報処理サービス業界


クライアントから依頼を受けたシステムに関して企画から保守・運用までを行うことが主な仕事になります。


「SI(システムインテグレーション)業界」とも呼ばれ、BtoBのビジネスモデルがメインです。


代表的な企業としては、NTTデータ、野村総合研究所、東芝、オービック、アクセンチュアなどが有名ですが、SIを展開するこれらの企業は「SIer(エスアイアー)」と呼ばれ、以下4つの種類に分類されます。


ユーザー系/メーカー系/独立系/外資系

よくSIerと混同されやすい言葉として「SES(エスイーエス)」がありますが、SES(システムエンジニアリングサービス)とは、エンジニアの技術力や労働力をクライアントに提供する契約形態のことを言います。

実のところ、まったく違う2つの言葉ですが、SIerがSESを利用してエンジニアを確保することが多いため混同されがちです。




▽インターネット・WEB業界


WebサイトやWebアプリなどインターネットを通じて商品やサービスを提供する業界になります。


代表的な企業としては楽天、Google、Yahoo、サイバーエージェント、LINEなどがありますが、インターネット/Web業界の代表的なサービスをまとめた一覧表がこちらです。


サービス名概要
ポータルインターネットを使うときに最初に訪れる検索サイトGoogle、Yahoo!Japan
SNSインターネットを介した社会的ネットワークの構築やコミュニケーションを支援するサービスTwitter、Instagram、LINE
eコマースインターネットを利用したショッピングサービスAmazon、楽天市場
Web広告インターネット上に掲載される広告リスティング広告、SNS広告、バナー広告
キュレーションWeb上に点在する情報をテーマごとにまとめて発信するサービスGunosy、SmartNews
ソーシャルゲームSNSをプラットフォームとしてオンライン上で楽しめるゲームパズドラ、モンスト
eラーニング通信教育など、インターネットを活用した学習サービススタディサプリ、DMM英会話
電子書籍書籍をモバイル端末やPCなどで読むことができるサービスkindleストア、楽天Kobo電子書籍ストア






▽ソフトウェア業界


コンピューター上でさまざまな処理を行う、ソフトウェアの設計・開発・保守を行う業界になります。

BtoBとBtoCの、どちらのビジネスモデルも展開しています。


代表的な企業としては、Microsoft(マイクロソフト)、Oracle(オラクル)、Adobe(アドビ)、トレンドマイクロなどがあり、商材となるソフトウェアは主に以下の5つに分類されます。


• OS(オペレーティングシステム)

コンピューターを作動させ、アプリケーションソフトウェアを動かすための土台となる基本的なソフトウェアのことをいいます。

(例:Windows、MacOS、Linux、Android、iOSなど)


• アプリケーションソフトウェア

コンピューターを使用する目的に応じて作られたソフトウェアのことをいいます。

(例:Microsoft Office(Word・Excel・PowerPointなど)、Photoshop、Illustratorなど)


• ミドルウェア

OSとアプリケーションの中間で動作し、それぞれの機能をサポートするソフトウェアのことをいいます。

(例:アプリケーションサーバー(Tomcat)、データベースサーバー(MySQL)、データベース管理システム(DBMS)など)


• デバイスドライバ

周辺機器やコンピューター内部の装置をOSが制御できるようにするためのソフトウェアのことをいいます。ハードウェアとソフトウェアの橋渡しをおこなっているソフトウェアです。

(例:ディスプレイモニター、プリンターやイーサネットボード、拡張カードなど)


• ファームウェア

コンピューターの内部に組み込まれた内蔵ソフトウェアのことをいいます。コンピューターを起動・動作させるためには欠かせないソフトウェアで、「ファーム(firm:固める)ウェア」と呼ばれています。

(例:BIOS(読み方:バイオス)、ルーター(ファームウェア内蔵機器)、ネットワークプリンタ・光学ドライブ(ファームウェア搭載機器)など)




▽ハードウェア業界


パソコンやその周辺機器などのハードウェアを製造・販売する業界になります。


インターネット接続可能な家電などもハードウェアに含まれます。BtoCのイメージが強い業界ですが、企業向けのプリンターや複合機などBtoBに該当する部分もあり、代表的な企業としては、Apple、Dell、Sony、HITACHIなどがあります。


ハードウェアとソフトウェアの違いは、キーボードやマウス、プリンタなどのハードウェアが物理的に目に見える商品であるのに対して、WindowsやMacOS、WordやExcelなどのソフトウェアそのものは目に見えない商品である、という点です。





▽通信業界


固定電話やパソコン、携帯電話に関する通信やインターネットへの接続などさまざまな通信インフラを提供する業界で、BtoB、BtoCどちらのビジネスモデルも展開しています。


国内の代表的な企業としては、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI、J:COMなどがあります。


次世代の通信システムである5Gがスタートし期待が高まっている業界でもあり、総務省によると、今後は自動車、産業機器、ホームセキュリティ、スマートメーターなどの分野でも5Gの活用が期待されている、とのことです。





▽業界研究を行い興味関心・適性を知ろう!


転職活動をすると1社だけではなくたくさんの業界研究が必要となります。

中には、「面倒くさい」と感じる方もいるかと思います。転職は大きなライフイベントになるのでパスザバトンでは専属のキャリアアドバイザーが担当させて頂きますので、一緒に業界・企業研究を行っていきます

「知らない・わからない」ことを認識せずに、自分や企業への理解は深まらないものです。

業界を知ることは自分の発見にもつながります。時間がかかるからこそ、ぜひ早めに転職しようかな?と思ったらまずは相談だけでもしてみてください!

自分の価値観がまだ明確になっていないという方は、再度自己分析をすることをお勧めします。

パスザバトンでも自己分析を行っているので、自己分析をして自分の理想とする将来像から、今の自分に必要なものを棚卸していき、あなたの価値観を知るのに役立つと思います!