2022.09.12
【業界を知ろう!】商社とは?
2022.08.31
転職お役立ち情報
前回はどんな業界があるのか、知ることが出来ましたね!
まずは『商社』とはどんな業界か知ってみましょう!
幅広い商品やサービスを取り扱っている「総合商社」と、ある特定の分野に特化した「専門商社」に分けられます。総合商社はビジネスの規模が大きく、扱う商品も「インスタントラーメンからミサイルまで」と例えられるほど多岐にわたります。
・総合商社とは、非常に幅広い産業分野において、原料や加工品、サービスなどあらゆる商材を扱い、売主と買主の間に入って売買の仲介をします。また、販売の開拓や物流ネットワークの構築を行い、国際的なプロジェクトも手がけており海外との取引も多岐に渡ります。
代表的な企業は、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事、豊田通商、双日などです。財閥系の三菱商事、三井物産、住友商事と、繊維を扱っていた伊藤忠商事、丸紅、豊田通商、双日とに分けることができます。
・専門商社は、総合商社とは違って、特定の分野や業種に絞って取引をしています。海外ではこの形態が一般的で、総合商社は日本特有の形態といえます。
▽業界の仕組み
商社業界の主な役割は、貿易・販売・物流といったトレーディング事業と、有望な事業に投資する事業投資の2つに分かれます。
国内外で商品を売りたい(販売機会の拡大)企業と、買いたい(必要とする商材の調達)企業の間を仲介し、日本にあって海外にないものを、逆に海外にあって日本にないものを輸出入するなど、双方の企業の要望に応えることで利益を得るのがトレーディング事業といいます。
事業投資とは、石油・石炭などのエネルギー資源、鉄鉱石や銅鉱山など鉱物資源の開発に投資することで、投資比率に応じた権益を確保し、権益に応じて収益が分配されるというビジネスモデルのことをいいます。
現在は、総合商社の軸足は、事業投資に置かれている。投資の対象は鉱物・エネルギー資源を中心に、不動産、物流、環境、インフラ、メディア、医療など多岐にわたっている。近年では、専門商社の中にも事業投資に積極的な企業も増えてきております。
また、通信販売・ネット販売の世界では、電子商取引を行っている企業も多く、その市場規模は急速に拡大している。
▽職種を見てみよう
・営業系
営業系では、良い製品を売りたい企業と買いたい企業を新規開拓して結びつけ、適正な価格設定や仕入れ数量、流通経路の確保などを調整していきます。海外との取引がある企業の場合は、グローバルに活躍するため、語学力も必要となってきます。
営業での求められるスキルはとても高いので、しっかりと経験を積んでからのキャリアアップにおススメです!
・貿易事務・海外事務
貿易事務(海外事務)では、営業と連携しながら、スムーズな輸出入業務をサポートを行っていきます。関係官庁への書類の作成・提出はもちろん、船便・航空便の手配や国内運送、決済や保管などの業務も管理を行うため、管理業務やパソコンなどの求められるスキル間は非常に高いです。
・システムエンジニア(SE)
システムエンジニアでは、商社の物流、輸出入、経理などのシステムを構築、管理・運営を行っていきます。また、ECサイトの構築や決済、配送に関わる一連のシステムの構築を行うため、未経験からのスタートは非常に難しいです。未経験からシステムエンジニアになりたい方は、まずはIT業界に入ることが大切になります。最初はインフラエンジニアから経験を積んでその後、システムエンジニアの経験をしっかり積んで、一人前のシステムエンジニアになっていきましょう!
・物流・在庫管理
物流・在庫管理では、商品の仕入れ、在庫管理、円滑な出荷など、物の流れを総合的に管理していただきます。コストダウンや効率化を目指し、戦略的なシステムを策定・実行することが求められているため、思考力が非常に求められます。
・カスタマーサポート
カスタマーサポートでは、テレビやカタログなどによる通信販売や、ECサイトからの商品に対する問い合わせへの対応や意見を受け付けたり、お客様へ架電をする業務です。苦情、要望をすくい上げ、改善策に活かしていかないといけないので、非対面でのコミュニケーション能力は求められます。
▽業界研究を行い興味関心・適性を知ろう!
転職活動をすると1社だけではなくたくさんの業界研究が必要となります。
中には、「面倒くさい」と感じる方もいるかと思います。転職は大きなライフイベントになるのでパスザバトンでは専属のキャリアアドバイザーが担当させて頂きますので、一緒に業界・企業研究を行っていきます。
「知らない・わからない」ことを認識せずに、自分や企業への理解は深まらないものです。
業界を知ることは自分の発見にもつながります。時間がかかるからこそ、ぜひ早めに転職しようかな?と思ったらまずは相談だけでもしてみてください!
自分の価値観がまだ明確になっていないという方は、再度自己分析をすることをお勧めします。
パスザバトンでも自己分析を行っているので、自己分析をして自分の理想とする将来像から、今の自分に必要なものを棚卸していき、あなたの価値観を知るのに役立つと思います!