【業界を知ろう!】メーカーとは?

2022.08.29

転職お役立ち情報

前回はどんな業界があるのか、知ることが出来ましたね!


まずは『メーカー』とはどんな業界か知ってみましょう!

メーカーとは、モノを生産する企業のことを指しており、製造業とも呼ばれています。

食品、自動車、鉄鋼、精密機械、アパレルなど種類は違っても、モノを作っている会社がメーカーと呼ばれています。

ものづくり大国の日本の製造業は、長い間基幹産業と言われてきました!

今の時代、IoTやAIなどのテクノロジーが導入されつつあるものづくりの現場も、大きな変革期を迎えています!

日本をはじめとする先進国で少子高齢化が進む中、人口の増加が期待される新興国に商機を見いだすメーカーも増えてきているので、今後メーカー企業の間では海外拠点と、国内拠点の役割の明確化が進むと考えられます。



▽メーカーの仕組みとは

メーカーは手がける製品によって「素材メーカー」「加工・組立メーカー」「自社生産・加工メーカー」の3つに分類できます。

・素材メーカー

化学メーカーや鉄鋼メーカーのことを指します!

化学素材、樹脂、ゴム、鉄鋼、紙、ガラス素材などの製品の素材を作っています。

加工・組み立てメーカー

素材メーカーで作ったモノを加工したり、組み立てたりする企業のことを指します!

自動車や食品メーカーなど身近に感じるメーカーの多くは、加工・組み立てメーカーです。

自社生産・加工メーカー

代表的なのは、化粧品メーカーや医薬品メーカーなどを指します!

自社で素材の研究開発から生産、加工、最終製品にして販売までを一貫して行うスタイルをとっています。

原材料となる農産物を自社農園で栽培し、加工している一部の食品メーカーもこのタイプに属すると考えてよいでしょう。





・企業向けの製品を作っているBtoB(Business to Business)

・一般消費者向けの製品を作っているBtoC(Business to Customer)

メーカーは販売先によって上記の2つのタイプに分類できます。

私たち一般消費者が目にするものの多くはBtoCの製品なので、身近に感じる企業も多いので、転職するときも良く耳にする企業も多いかと思います。

BtoBのメーカーは製品名や企業名が表に出てこないので、日常生活の中での出会うことは少ないです。しかし、世界から注目される技術や特許を持っているところや、海外市場で大きなシェアを持つ優良企業も少なくない為、キャリアアドバイザーにどんな企業があるのか聞いてみてください!



▽メーカーが抱える課題と今後の動き

メーカーでは人手不足の声が企業よりとても聞かれるようになりました。中でも、中小製造業の技能人材や製造に携わる人材はかなりの人手不足になっております。現在、世代交代のタイミングを迎える中小企業の場合は、技術力の承継に課題を抱えるところも少なくありません。

経済産業省の調査によると、大企業と中小企業を合わせたメーカーの9割以上が人手不足を感じており、機械では設計・デザイン人材、化学では研究開発人材が不足しています!

メーカーはモノを作って終わりではなく、サービスやその背景にあるストーリーに着目して、新たな価値を生み出そうとする動きが始まっています!

その為、今までだと製造に携わるとなると肉体労働なのかな?労働時間が長いのかな?と思われがちでしたが、時代に合わせて変化をしてきているのでとても働きやすい環境の企業が増えてきております!

研究や商品の開発を自社だけではなく、他の企業や研究機関を巻き込む、オープンイノベーションが注目を集めており、技術革新のスピードを速め、開発時間を短縮化する効果が期待されています。

今後メーカー各社は、IoTやAIなどのテクノロジーに加えて、オープンイノベーションなどのさまざまな手法を取り入れて、環境変化に対応していくと見られています!



▽メーカーが募集している職種

・営業

自社製品を提案・販売するお仕事です。

営業先(クライアント)は、卸業者や商社、スーパーマーケットなどの小売店や流通などがメインになります。相手先のニーズを満たす製品の提案と、新たなルートの開拓(新規営業・ルート営業)が求められています。未経験からでもスタートしやすい職種にはなります。

生産管理

製品の品質と製造量を管理するお仕事です。

生産のスケジュールや計画を立て、生産ラインの稼働と生産量をコントロールする業務になります。どのような同線で動けば、生産スピ―ドが上がるのかなど、業務内容は多岐にわたります。

商品企画

市場ニーズを調査・分析し、既存品の改良や新製品の企画をするお仕事です。

研究開発を兼ねる企業では、試作・開発から顧客に向けた販促企画まで行うこともあります。企画の業務内容は企業により異なってくるので、転職活動する際はキャリアアドバイザーにどんな経験・業務を行うのか確認しましょう。

研究開発

製品づくりの技術を研究するお仕事です。

素材メーカーや、自社生産・加工メーカーでは、素材や技術の開発などの基礎研究も盛んに進んでおります。商品企画や生産部門と連携して既存品の改良や新製品の開発をすることもあります。

製造

工場などの生産現場でモノづくりをするお仕事です。

技術者として働くことが多いです。皆様がメーカーと聞いて、工場でモノを作る姿を想像するかもしれませんが、そのイメージに一番近いのが、製造です。全国的にも勤務地があり入寮制度もあったりなどするので、未経験の方や転職回数が多い方でも、人手不足の職種の為常に募集が出ている状況です。

宣伝・広報

メディアやインターネット、SNSを活用して自社製品の情報を発信するお仕事です。

メーカーが取り扱っている商品をユーザーに認知してもらうための施策や分析を行います。

資材調達

製品をつくるための原材料や資材を調達するお仕事です。

海外での調達や、コストをおさえた調達ルートを開拓することもあります。


▽業界研究を行い興味関心・適性を知ろう!


転職活動をすると1社だけではなくたくさんの業界研究が必要となります。

中には、「面倒くさい」と感じる方もいるかと思います。転職は大きなライフイベントになるのでパスザバトンでは専属のキャリアアドバイザーが担当させて頂きますので、一緒に業界・企業研究を行っていきます

「知らない・わからない」ことを認識せずに、自分や企業への理解は深まらないものです。

業界を知ることは自分の発見にもつながります。時間がかかるからこそ、ぜひ早めに転職しようかな?と思ったらまずは相談だけでもしてみてください!

自分の価値観がまだ明確になっていないという方は、再度自己分析をすることをお勧めします。

パスザバトンでも自己分析を行っているので、自己分析をして自分の理想とする将来像から、今の自分に必要なものを棚卸していき、あなたの価値観を知るのに役立つと思います!